平成29年 5月26日(金)
女楽「源氏物語 梅枝 六條院の薫物合わせ」の披講の舞台が東京都、紀尾井小ホールにて公演されました。
ご来場頂きました皆様に心より御礼申し上げます。
ありがとうございました。

蛍兵部卿宮 兼築信行(浅葱夏直衣)
光源氏 林 純一(二藍夏直衣)
柏木 伊藤一夫(二藍夏直衣)
夕霧 青柳隆志(夏黒衣冠)
弁少将 シェーン・ハリス(夏赤衣冠)

蛍兵部卿宮(甲調)
鴬の声にやいとどあくがれむ心しめつる花のあたりに(千代も経ぬべし)=添え句

光源氏(甲調
色も香もうつるばかりにこの春は花咲く宿をかれずも

柏木(乙調)
鴬のねぐらの枝もなびくまでなほ吹きとほせ夜半の笛竹

夕霧(上甲調)
心ありて風の避くめる花の木にとりあへぬまで吹きや寄るべき

弁少将(甲調)
霞だに月と花とを隔てずはねぐらの鳥もほころびなまし