平成23年1月5日
平成23年披講学習会歌会始を行いました。

披講諸役
読師 及び 講頌 青柳隆志(④一首のみ発声)
籌刺(かずさし) 森谷玲代(④一首のみ講頌)

諸役は一首ごと作者によるリクエスト形式
立礼・短冊披講・衆議判(一人二票)

年の始めに、同じく、葉といふことを、おほせごとによりて、よめる歌

①(甲調 講師 林 純一 発声 兼築信行)      中島モト
うら庭に落葉焚く火に立つ煙香りを残し空に消えゆく

②(甲調 講師 兼築信行 発声 大野祐子)      大原 稔
ゆく人の落ち葉ふみわる音すなり月もる宿の時雨せぬよる

③(甲調 講師 兼築信行 発声 スピアーズ・スコット)内池三郎***(第二席)
戦に倒(た)ふるるごとく大公孫(おおいちょう)元根(もとね)に若葉立ち出でにけり

④(乙調 講師 スピアーズ・スコット 発声 青柳隆志)兼築信行**
朴(ホホ)の葉に包みて焼ける味噌の香(カヲ)りあたりに充(ミ)ちて酒すヽみゆく

⑤(甲調 講師 内池三郎 発声 林 純一)      伊藤一夫***(第二席)
秋深き立科の森は静かなり目を閉じて聴くほう葉落つ音

⑥(甲調 講師 林 純一 発声 伊藤一夫)      井沢真紀***(第二席)
新たなる白衣に着替え豊栄の言の葉集め神をおろがむ

⑦(甲調 講師 林 純一 発声 伊藤一夫)      青柳隆志***(第二席)
本状をもって最後と書かれたる年賀葉書の重きひとひら

⑧(乙調 講師 林 純一 発声 伊藤一夫)      天宮りこ
夏の陽に透けて見ゆるは葉の脈に志を貫ける大地の力

⑨(甲調 講師 林 純一 発声 伊藤一夫)      スピアーズ・スコット
秋冬のなに寂しきと人はいふざくりーーー(ざくり)とわける葉の道

⑩(甲調 講師 林 純一 発声 天之原詩恩)     大原由美**
万葉の言の葉流る会場のそでにて我も友と歌はむ

⑪(乙調 講師 内池三郎 発声 伊藤一夫)      林 純一****(第一席)
白露も玉と散りゆくはちす葉の池の鏡に残る月影

⑫(甲調 講師 中島モト 発声 天之原詩恩)     間宮祐美子
初春の宴賑わす笑い声小さき幸せ気付く我あり

⑬(甲調 講師 大野祐子 発声 大原由美)      天之原詩恩***(第二席)
言の葉がひとひらひとひら風になる春陽(はるひ)の丘に和歌をうたえば

⑭(甲調 講師 森谷玲代 発声 天之原詩恩)      天之原泰洸*
春青葉ひかり輝く始まりもフット気がつけば紅葉の秋

⑮(甲調 大原由美 発声 天之原詩恩)         大野祐子
かじかむ手ひとり歩けば雪道に長葉のすみれ地より芽ぶかん

⑯(甲調 講師 伊藤一夫 発声 林 純一)       森谷玲代**
あかい目にあおい葉の耳雪うさぎぴょんとはねゆくあたらしきとし

⑰(乙調二反 講師 林 純一 発声 伊藤一夫)     中島宝城
日の光り受けて明かるき葉は緑の恵みを四方(よも)に還し耀(かがよ)ふ