平成30年6月14日(木)にめぐろパーシモンホール小ホールにて歌会を行いました。
懐紙・文台・座礼披講
☆披講学習会女流による和歌披講5首
読師 高橋英子
講師 天之原詩恩
発声 伊藤久乃
講頌 荒川克美
講頌 大野祐子
講頌 河内美穂
講頌 田上富美子
講頌 三宅やよい
童 加藤晴乃
夏の日同じく遊(あそび)といふことをよめる歌
金住昌美(甲)
天地の神よましませ遊べ遊べ汝神の子我も神の子
スニトコ多紗(乙)
夏の海真鶴岬千歳鳥舞ひ遊びたり神ぞ愛でたき
大原稔(乙)
みくまのの神倉山の峰こえて神遊びするこゑきこゆなり
兼築信行(甲)
遊ぶ子のこゑにわが身もゆるがるるたはぶれせむとむべ生まれけむ
青柳隆志(上甲、甲)
おほまへのうたの遊びのたのしさはいまだなかばにいたらざりけり
<詠進歌(五十音順)>
天之原詩恩
野に遊ふことに暮らさむ手のひらに土の重さよ水の清さよ
天之原泰洸
ひとつめの仕事に遊びふたつめは遊び仕事となれる幸せ
荒川克美
毎朝の猫のお仕事前足でほっぺを撫でてさあ遊ぼうよ
伊藤久乃
八ヶ岳の木立に響く歌声に鳥も舞ひ来る和して遊べよ
笠原雄二
群れなして大海原を回遊すめぐる寿司にも物語有り
河内美穂
五月雨の晴れ間うれしき舟遊び水面に映る光眩しく
岸志津佳
ステップを踏めるがごとし雨の脚水遊び舞いやがて消え去る
菅原秀太
月も見えぬ真夏の野辺にひとつぶの蛍のひかりそと遊ふみゆ
高橋英子
子ら遊ぶ姿はうれし母吾の手ははなるるも心はなれず
田上富美子
雨は上がり雀ら遊ぶ水たまり夕陽の街に足をとどむる
林 純一
あさひかげさし添ふ春の遊歩道さき初むる花の色やかなしき
森下正博
遊びたり青木海原クルージングヨットの仲間顔はほころぶ