令和元年7月10日(水)

諸役は一首ごとのくじ形式
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兼題「星」
ふみづきにおなじく星といふことをよめるうた

①(甲調、講師 林 純一、発声 吉野清美)青柳隆志 ***
ゆくりなく あひける星は すずかぜの たてるあしたに はやわかれゆく

②(甲調、講師 高橋英子、発声 加藤晴乃)加藤晴乃 **
幾千の 願ひをしるす 短冊を 空に伝へよ 夏の流星

③(甲調、講師 田上富美子、発声 岸志津佳)笠原雄二 *
幾としつき 経てこの星に 届きくる ひかりに映る ブラックホール

④(甲調、講師 笠原雄二、発声 吉野清美)三宅やよい
なぜ好きか 問わるるも難(かた)し 天の川 雲の合ひ間に 彦星をみゆ

⑤(甲調、講師 森下正博、発声 林 純一)吉野清美 ****
ふるさとの 海のほとりに 満天の 星数へつつ 君の手を取る

⑥(甲調、講師 田上富美子、発声 大原 稔)宮廣美 *
ひととせに ただひとたびの 逢瀬なり 雨雲の上に 二星の煌めき

⑦(乙調、講師 笠原雄二、発声 林 純一)田上富美子 ***
よもすがら 天(あめ)の煌めく 星ぼしは 明けても恵 なほ降り注ぐ

⑧(甲調、講師 高橋英子、発声 吉野清美)スニトコ・タチアナ ****(第三席)
平安の 天(あま)の輝き 露の世に 恋しき君ぞ 北天(ほくてん)の星

⑨(乙調、講師 加藤晴乃、発声 岸志津佳)菅原秀太 ***
梶の葉に かく水茎の 跡ならでは つたふる期なき あめの星合ひ

⑩(甲調、講師 林 純一、発声 田上富美子)佐藤 灯
星空を 夜ごとに見上げ 話しかくる ひと日終へたる 思ひ遥けし

⑪(甲調、講師 岸志津佳、発声 吉野清美)岸志津佳 ***
見上ぐれば きらりと光る 星ひとつ 物干し竿の シャツのかたなに

⑫(甲調、講師 高橋英子、発声 笠原雄二)森下正博 *
星の砂に 願ひをたくす 浜にゐて 二人の想ひ いついつまでも

⑬(甲調、講師 森下正博、発声 大原 稔)黒田宣子 ****(第三席)
久方の 天の海原 こぎいでて 雲の波間に 星を探さむ

⑭(甲調、講師 加藤晴乃、発声 シェーン・ハリス)高橋英子 *
ひこぼしと おりひめぼしの あふこよひ 遠きむかしの おもひでつむぐ

⑮甲調、講師 森下正博、発声 大原 稔)河内美穂 *****(第二席)
ひとすぢの 光はさして 漆黒の 心照らせり 流れ星かな

⑯(乙調、講師 吉野清美、発声 加藤晴乃)シェーン・ハリス ***
星月夜 鎌倉山を 越えくれば 街のともしび 沖の漁火

⑰(甲調、講師 シェーン・ハリス、発声 田上富美子)林 純一 ****(第三席)
あまのがは 星あふこよひ いとしみて 梶の葉ゆるる かぜのすがしさ

⑱(乙調、講師 笠原雄二、発声 高橋英子)大原 稔 ***
月をかくす やまのは高く もりの庵 からまつの末に 星あらはるる

⑲(甲調、講師 林 純一、発声 岸志津佳)兼築信行 ********(第一席)
ぬばたまの 夜空に星は みをつくし 月の出舟(でふね)を みちびくがごと