令和元年11月3日(日)

兼題「新」

仲谷嘉洋
いにしへの さはふをまなぶ あらたしき 御代をのぞみて つぎゆかむため

スニトコ・タチアナ
雨降る日 都心にかかる 虹の橋 即位を祝う 新幕が開く

森下正博
友のおもひ よろこびとなる 日々あらた こころ豊かに 過ごすこのごろ

笠原雄二
ドヴォルザークの 新世界より 久米歌の 音取(ねとり)に似たる 調(しらべ)奇(くす)しも

菅原秀太
はまなすの うはもんゆかし あらたしき ひのよそひこそ みやびやかなれ

高橋英子
すがすがし あらたしきみよ わたるかぜ あめつちをどり とりもうたへり

三宅やよい
あこがるる 師の外套に 袖とおし 新しき命 ふきこまむとす

吉野清美
秋晴れに 皇御国の 旗なびき 共に祝はむ 新しき世を

林 純一
新しき 御代の栄えの 末遠く ねがふ佳き日に 光をぞ見る

青柳隆志
あらたしき 御代のはじめに ことほぎの うたたてまつる いくひさしくと

兼築信行
新(あらた)しき みよのはじめと をちこちに くにのたからの いみじきをみる