平成29年2月24日にJICA(国際協力機構)東京国際センターにて、外国人向けの披講のイベントが行われました。
第一部 披講 早春の歌五首
読師 菅原秀太(縹冠直衣・八藤丸指貫)
講師 林 純一(夏赤袍衣冠・鳥襷指貫)
発声 青柳隆志(夏黒袍衣冠・八藤丸指貫)
講頌 シェーン・ハリス(二藍冠直衣・竜胆襷指貫)
講頌 吉野清美(小袿・緋切袴)
講頌 金住昌美(小袿・緋切袴)
衣紋 三田百合菜(小袖)
春のはじめに、いにしへびとのよめる、くさぐさのうた
(甲調)古今和歌集仮名序より 王仁
なにはづに さくやこのはな ふゆごもり いまははるべと さくやこのはな
(乙調)万葉集より 志貴皇子
いはばしる たるみのうへの さわらびの もえいづるはるに なりにけるかも
(上甲調)新古今和歌集より 式子内親王
やまふかみ はるともしらぬ まつのとに たえだえかかる ゆきのたまみづ
(乙調二反)太陽と薔薇より 与謝野晶子
早春の 銀の屏風に 新(あらた)しき 歌書くさまの 梅の花かな
(甲調)新古今和歌集より 藤原俊成
けふといへば もろこしまでも ゆくはるを みやこにのみと おもひけるかな
第二部 披講ワークショップ
指導 青柳隆志(夏黒袍衣冠・八藤丸指貫)
指導 林 純一(夏赤袍衣冠・鳥襷指貫)
通訳 シェーン・ハリス(二藍冠直衣・竜胆襷指貫)
外国人の方に披講の講師読み上げおよび甲調に挑戦して頂きました。
第三部 十二単体験
衣紋 三田百合菜
衣紋 吉野清美
衣紋 金住昌美
衣紋 井沢真紀
外国人3名に十二単および細長を体験して頂きました。