平成29年6月17日に山梨県 平山郁夫シルクロード美術館にて、当会会員による披講が行われました。
平山郁夫画伯の「八雲立つ 出雲路古代幻想」の作品前にて、縁の和歌を披講いたしました。
読師 兼築信行
講師 林 純一
発声 シェーン・ ハリス
講頌 岸 志津佳
講頌 佐藤明美
講頌 伊藤久乃
講頌 金住昌美
講頌 三宅やよい
講頌 菅原秀太
講頌 笠原雄二
講頌 木下晋伍
【出雲路に関する和歌】
古事記 速須佐之男命
八雲立つ 出雲八重垣 妻ごみに 八重垣つくる その八重垣を
寂蓮集 寂蓮法師
柔らぐる 光や空に 満ちぬらん 雲に分け入る 千木のかたそぎ
【シルクロードに関する和歌】
古今和歌集 安倍仲麿
天の原 ふりさけ見れば 春日なる 三笠山に 出でし月かも
致死量の芥子 有沢螢
致死量の 芥子のごとくに 赤き月 シルクロードの 旅路のはてに
【八ヶ岳に関する和歌】
八ヶ岳にて 柳原白蓮
八ヶ岳に 夏の日させど 小淵沢 秋はやくして ひぐらしの鳴く
【シルクロードに寄せての和歌】
夏日詠絲繡之路 和歌 早稲田大学教授 兼築信行
ひむがしの 果てつはてまで つながりて もの人きぬの 道ぞゆかしき