令和6年1月24日(水)
早稲田大学において、令和6年披講学習会歌会始を行いました。

令和六年披講学習会歌会始 題「和」 短冊披講
(*は得票数)

①(甲調、講師 林純一、発声 大原 稔)青栁隆志****
大いなる 図書館(ふみくら)の中 和漢の書 余香かぐはし いにしへ思ほゆ

②(甲調、講師 林純一、発声 大原 稔)宇佐見仁**
天つちの ひらけしときゆ たふときは むすひはぐくむ 和らぎにこそ

③(甲調、講師 大原 稔、発声 森下正博)森下正博**
つとめての 庭におりたち 木々みれば 心やはらぐ 若葉の力

④(甲調、講師 大原 稔、発声 森下正博)吉野清美****
大神の 御心慕ひ 来し人と 共に祈らむ 世界平和を

⑤(甲調、講師 兼築信行、発声 青栁隆志)大原 稔*
たてだしの せいとの くつした しろくして かべなる床(とこ)は 和敬清寂

⑥(甲調、講師 兼築信行、発声 青栁隆志)林 純一*********(第一席)
あたらしき 年の始めに くにたみは 聲もすがしく 和して歌へり

⑦(甲調、講師 田上富美子、発声 荒川克美)中村香奈子
なにとなく 常の日ごろ 空をあふぎ 辰の調和(しらべ)と ともにありたし

⑧(甲調、講師 田上富美子、発声 荒川克美)うえだ央幸****
ちはやふる 神の斎庭に 日と月の 影に謡ひは 和して響きぬ

⑨(乙調、講師 岸 志津佳、発声 笠原雄二)麻生喜子*******(第三席)
和やかに 心うるほす 鳥の声 春の芽吹きに 木々のざわめき

⑩(甲調、講師 岸 志津佳、発声 笠原雄二)笠原雄二***
昭和より 平成よりも この令和 よきときとなれ 今日この日より

⑪(甲調、講師 林 純一、発声 高橋英子)岸 志津佳*
しんしんと ゆきふりつもる かまくらは こたつにみかん こころ和みぬ

⑫(上甲調、講師 林 純一、発声 高橋英子)多沙*****
天の原 富士に発(たつ)雲 よき夢を 年の初に こころ和むよ

⑬(甲調、講師  大原 稔、発声 青栁隆志)菅原秀太*******(第三席)
和歌まなぶ よろこびをよむ ひめみこの みうた宮居に ひびく初春

⑭(上甲調、講師 大原 稔、発声 青栁隆志)高橋英子***
あらたまの としのはじめに ねがふこと ひびすこやかに へいわなれかし

⑮(甲調、講師 林 純一、発声 田上富美子)田上富美子*
右左 息を合はせて 床を踏む 調和魅せたり 郡舞(ぐんぶ)の舞ひは

⑯(乙調、講師 林 純一、発声 田上富美子)荒川克美*******(第二席)
うるはしき 大和言の葉 こゑにすれば 皆あめつちと 結びが生(う)まる

⑰(乙調、甲調、講師 荒川克美、発声 高橋英子)兼築信行*****
こはいかに 和(なご)ま令(し)むるの 代にありて 打ち続きたり 地震(なゐ)まが事は