「歌はただよみあげもし、詠じもしたるに、なにとなくえんにもあはれにもきこゆる事のあるなるべし」 藤原俊成

和歌を歌う 歌会始と和歌披講 CDブック

和歌披講を知るための必備図書(CDつき)

本書は、披講会の協力のもと、歌会始に関する貴重な記録と、和歌の披講についての最新の研究を、はじめて集成したものである。さらに、披講会の実技を収録した、史上初のCDが付されている。この画期的なCDは、和歌は歌われなければならない、ということを如実に物語るとともに、日本語の美しい表現の世界を体現するものとなるであろう。

和歌を歌う―歌会始と和歌披講

和歌を歌う―歌会始と和歌披講

「和歌を歌う―歌会始と和歌披講 CDブック」
日本文化財団編 協力 披講会 出版社 笠間書院
定価2,940円

序…中島宝城 *
和歌披講の所役について…坊城俊周
宮中歌会始…中島宝城 *
朗詠と披講について…青柳隆志 *
京都御所における和歌御会始…酒井信彦
二つの歌会始のこと…坊城俊周
勅撰和歌集の歴史…兼築信行*
国歌「君が代」旋律の背景…遠藤徹
披講会坊城俊周会長にきく(ききて:青柳隆志兼築信行・坂本清恵) 「歌会始」開催一覧 弘化五年(一八四八)~平成十七年(二〇〇五) ほか
CD解説……CD収録歌一覧・披講所役一覧・収録データ
あとがき ……青柳隆志*
*=披講学習会

[CD収録歌](70分収録) 披講会による

一 君が代(読上・甲調・乙調・上甲調)
二 春の歌七首、『古今和歌集』『新古今和歌集』ほか
三 平成十六年歌会始の儀より、お題「幸」


今年は古今和歌集編纂から1100年、新古今和歌集編纂から800年。和歌は文字通り声に出して歌うものとして創造され、言葉の調べや声の響きで、言葉の意味内容を超えた力で人の心を動かすべきものだーこう主張する本書は、天皇主催の歌会始の歴史と現在、一定の作法によって読み上げてから節をつけて歌う披講を解説している。付録CDによって、歌会始のTVニュースで流れた読み上げ部分をこれまで「歌」と誤解していたことを知った(笠間書院・2940円)

朝日新聞平成17年10月16日朝刊読書欄より


『週刊文春』平成20年2月28日号、「私の読書日記」において、エッセイストの酒井順子さんが、「音を感じる、和歌を歌う、カラオケ」と題して、『和歌を歌う~歌会始と和歌披講~』を紹介してくださいました。

お気軽にお問い合わせください

PAGETOP
Copyright © 星と森披講学習会 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.