歌集 改元前後 2016-2019
当会でご指導を頂いている早稲田大学 兼築信行教授の御歌集である。
俵万智氏推奨「歌の神様は、時に粋なことをなさる。古典和歌の研究者に、ひょいとサーフボードを与えるように短歌の実作を促した。人生の最も大きな波を乗りこなした結果が、この歌集だ。自在さと多彩さに目を瞠りつつ、胸が熱くなる。」
歌集 改元前後 2016-2019
花鳥社
平成から令和へ移り変わる時節、日々詠み重ねてきた全866首は、われわれの日常と非日常を捉えた瞬間で繋がる。 俵万智氏も胸を熱くした感動の一冊! しみじみとしじみのしるをすふときし みにしみしみてまつえはこひし 迷惑をかくとははいふさにはあらず おほ迷惑とゑみてこたふる 改元のひのあかつきもエンジンを ひびかせてゆくごみ収集車 ―収録歌より―