「歌はただよみあげもし、詠じもしたるに、なにとなくえんにもあはれにもきこゆる事のあるなるべし」 藤原俊成

歌合の用語

歌合(うたあわせ)

左方、右方の2組に分かれ、和歌を詠み合い優劣を競う遊戯。

左方(ひだりかた)

歌合におけるチームの呼称。赤の装束を着る。

右方(みぎかた)

歌合におけるチームの呼称。青の装束を着る。

 

.

方人(かたうど)

歌合の歌を提出する者。

頭(とう)

方人の中のリーダー。

念人(おもいびと)

各チームの応援をする者。身分社会であった平安時代、歌の作者の身分が低い場合、方人としての参加は許されず、もし参列するとしても「念人」の位置にとどまることが多かった。

判者(はんざ)

審査する者。

 

.

判詞(はんし)

判定の理由。勝敗とともに発表される。

員刺(かずさし)

スコアボード。一番ごとに串などを刺し記録する。

持(じ)

引き分けの意。

陳状(ちんじょう)

歌合の結果に対し、納得のいかない場合などに提出された文書。

負け態(まけわざ)

負けたほうが勝ったほうを供応したりすること。いわば罰ゲーム。

秀句(すく)

優れた句。

州浜(すはま)

州浜をかたどった飾り物。

難陳(なんちん)

敵方の和歌の弱点を指摘したり、反論したり、自陣の歌を褒めたりと、互いに議論をすること。

PAGETOP
Copyright © 星と森披講学習会 All Rights Reserved.
Powered by WordPress & BizVektor Theme by Vektor,Inc. technology.