平成30年9月24日(月)
和歌山県、熊野三所神社の御神前において献詠披講を行いました。

読師 菅原秀太
講師 林 純一
発声 吉野清美
講頌 三宅やよい
講頌 井沢真紀
講頌 笠原雄二
講頌 高橋英子
講頌 岸志津佳
講頌 田上富美子
講頌 森下正博

懐紙・立礼・洋装披講

(甲)
井沢真紀
湯の出づる しららの濱の 御船山 常盤に神の 森は茂れり

(乙、乙)
われ、みくまのにしあらましかば、
時しもこそあれ、しづまりたまひて二千五十年の時を経て
ほきうたたてまつらばやとおもふ
青栁隆志
みくまのの みひかりさやけく みちみちて たふときがうへに たふとかりけり

(甲)
西行法師
波よする しらゝの濱の からす貝 拾ひやすくも おもほゆるかな

(乙)
南方熊楠
一枝も こゝろして吹け 沖つ風 わが天皇の めでましゝ森ぞ

(上甲、甲)
昭和天皇御製
雨にけぶる 神島(かしま)を見て 紀伊(き)の国の 生みし南方熊楠を思ふ